施工事例

某オフィスビル防滑施工及び美観復元施工(大阪市)

皆様、床面についてどんなことを求めていますか?

美観、雰囲気、安全、何も求めていない等、様々な意見があると思います。

『オシャレは足元から』と同様、建物における床材は足元です。
美観があり、建物に合った雰囲気もあって、安全にこしたことはないのです。

今回のテーマは、まさに足元セキュリテイと足元のオシャレです。

大阪の中心部のオフィスビル、床面は御影石です。
御影石のバーナー仕上げですが、床材の摩耗が原因で滑りやすい上、エフロ及びスケール汚れで美観が損なわれている。
安全にした上で、美観も取り戻したいというご要望でした。

施工前:階段
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施工後:階段
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施工前に比べ、施工後は見違えるぐらいの美観を復元しました。
SLIPOUT『ME工法』にて防滑施工し、ME工法を利用し特殊洗浄も同時に行いました。

SLIPOUT『ME工法』は、既存物件の場合、滑りが止まって付加価値として汚れも除去することができます。
さすがにこの施工前状況の床面の場合は、オプション施工を適用しましたが、軽度、中度の汚れの場合はオプション施工を適用しなくても施工することができます。

オーダーメイドだからできる技術です。

単純で危険なものは使用していません!

石材にとっても安全で作業者にとっても安全で、滑りや汚れのテーマを的確に解決するそれが、SLIPOUT『ME工法』です。

次に多くの業者様は・・・
ここまでの状態になれば、石材コーティングといきたいところでしょう。
次に付着する汚れを防ぐために・・・。

確かに間違いではないです。
しかし、なんでもかんでもコーティングを塗ればいいというものではありません。

納得できる説明とその目的と効果がなければ、ある意味無責任な施工と理解したほうがいいでしょう。

無機質の石材は呼吸をしているのをご存知ですか?
鏡面仕上げの石材やタイルであっても、呼吸はしています

吸水率といって表面、側面、裏面から水分を吸ったりはいたりと微細な穴や隙間が形成されています。
天然石は自然にでき、タイル等もある意味自然にできるのです。
吸水率が低いもので、約0.03%。高いもので、約30%以上と様々です。

このことから水分を完全にシャットアウトすることは不可能なのです。
ですから、状況と環境を考慮し判断しなければなりません。

水分が完全にシャットアウトできなければ、どこからか水分が回る。
呼吸しずらいもしくは呼吸できない状況で、水分が回ると逃げ場を失います。
失うと滞留することになるのです。

結果、床材の基礎部のセメントやモルタルのアルカリ成分と反応して、エフロ及びスケールが発生します。
ご存知の通り、エフロやスケールは目地や隙間から飛び出してきます。その道ができてしまうと出続けるのです。
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施工前は汚れによるコーティングみたいなもので、エフロ及びスケールが発生していたのです。

このようになぜ?発生したのかその原因と要因は?
これが理解できていれば、コーティングを塗ってはいけないと判断することが適正で的確で望ましいのです

防汚対策としてコーティングすることは、悪いことではないです。しかし、それは状況・環境によるということです。

結論として、無機質なものは呼吸させてあげることが大切なのです
どう呼吸させるかは、理論と技術をもった会社こそが知るのです。

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